一般的な中赤外光用ビュワーカードは、計測場所の環境温度に左右され、可視化を得られぬ場合があります。その理由は、ビュワーカードに用いている液晶が24.64℃近傍環境で光に反応する性質であるため、計測環境温度が24.64℃近傍から外れると、ターゲット光を確認できなくなります。可視化ができたとしてもわずか数秒間程度でターゲット光の照射熱を受け可視化帯域温度から外れてしまいます。しかし、弊社の温調付ビュワースクリーンは、波長帯域1.5μm~13.2μmの中赤外光に安定且つ長時間反応いたします。
検出部は熱変色性液晶(TLC)の薄層になっています。TLCは捻れたらせん状の分子構造を持つ温度に敏感な有機化学物質で、マイラーフィルムで保護されています。中赤外光が照射されると検出部の温度が上昇し、色が変化します。アライメントを効率的に行えるよう、検出領域はカードの端まで広がっていまっす。また検出部にバッキング材を用いていないため、他の製品に比べて高い感度が得られます。得られる感度は、周囲温度と液晶の活性化温度との差に依存しますが本器では、温調を施している為、周囲の環境温度に影響を受ける事無く、常時安定的にビームの確認を可能にした他社には無い赤外光領域液晶ビュワースクリーンセンサーです。
■ 特徴:長時間安定して中赤外光を見える化、長時間の目視観測が可能です。
■ 遠赤外光に曝されると色が変わる液晶スクリーン
■ 活性範囲 : 28.0 mm x 50.0 mm
■ 最小検出パワー密度 : 0.3 W/cm2 1550 nm~13200 nm
■ リカバリ時間 : 温調時(24.50℃)は可視化を継続
■ 寸法(W×H) : 28.0 mm x 50.0mm
温調付ビュワーカードは、波長帯域1.5 µm~13.2 µmを見える化致します。 カードは黒い金属製で、検出部には熱変色性液晶の薄幕がコーティングされています。 熱変色性液晶は、温度に敏感な有機化学性で、螺旋状の分子構造をもっています。 遠赤外光が検出部の温度を上昇させると、色が変化し見える化されます。 検出部は、24.5℃ に於いて黒色になり、この状態で遠赤外LD光をスクリーンに照射しますと、照射パワーにより緑からブルー色に可視化し目視が可能となります。