PD100Bは、増幅型バランス型ディテクタで、39kV/Aのゲイン、100MHzの帯域幅、35dBの同相信号除去比を実現しています。PD100Bは、AC/DC結合型、InGaAsフォトダイオード搭載型、フォトダイオードなし型があり、光コヒーレンス・トモグラフィーやライダー・センシングなどのアプリケーションに最適です。
ご使用方法
VCC端子には6V~12Vの電圧を,-VCC端子には-6V~-12Vの電圧を供給します。基板は内部で±5Vに調整されています。6V以上の電源を使用すると,電源ノイズの除去率が改善されずに消費電力が増加します。
光検出器には最大2mWの光パワーを供給してください。トランスインピーダンスアンプのリニア出力電圧範囲は,-3.5 V~3.5 Vです。
出力はSMAコネクター(50Ωインピーダンス)で利用可能です。
外観寸法
ブロック図
出力パワースペクトル密度
PD100Bの出力パワースペクトル密度を,入射光パワーを変えて測定しました。表示されているパワーは,フォトダイオード1個あたりの入射パワーです。PD100Bの出力は,スペクトラム・アナライザー(Tektronix RSA306)に直接接続されています。光源はKoheron社製LD100レーザー(1550nm)。
PD100B-DC
PD100B-AC
コモンモードリジェクション比
適切にバランスをとった場合、PD100Bの1MHzにおける同相信号除去比(CMRR)は35dBです。CMRRを最大にするためには、光出力のバランスだけでなく、2つのチャンネル間の経路長にも注意を払う必要があります。
周波数特性
電力ノイズ