PD200Tは、TTLとアナログのデュアル出力を備えたInGaAs光検出器です。アナログ出力は500V/Aのゲインと200MHzの帯域幅を持っています。TTL出力は、2.5nsの伝搬遅延、1.3nsの立ち上がり時間、0.7nsの立ち下がり時間を持っています。トリガー・スレッショルドは、精密なトリマーで調整できます。
仕様
詳細寸法
ご使用方法
VCC端子に3.7V~15Vの電圧を供給します。基板内部では3.3Vに調整されています。3.7 V以上の電源を使用すると,電源ノイズの除去率が大幅に向上することなく,消費電力が増加します。
光検出器には,最大2mWの光パワーを供給してください。
アナログ出力はSMAコネクタPD out (50 Ωインピーダンス)から出力されます。TTL出力は,SMAコネクターのTTLアウト(50Ωインピーダンス)から出力されます。
検知閾値の調整はポテンショメーター(青)で行います。閾値はMON端子でモニターできます。
パルス検出評価特性
LD100レーザーをパルスモードで動作させた(幅10ns、パルス周期100ns、10V pp
変調)で動作させた。) レーザーの平均出力は850μWでした。この出力の半分がPD200Tに供給されました。
トリガーの閾値は1.0Vに調整しました。下の図は,アナログ出力(青)とTTL出力(紫)を発振時に観測したものです。
(下図は、アナログ出力(青)とTTL出力(紫)をオシロスコープで観察したものです。
アナログ出力とTTL出力の間の伝搬遅延は約2.5nsです。TTLの立ち上がりと立ち下がりの時間(10~90%)は
それぞれ1.3nsと0.7nsです。
PRBS変調
下図の黄色で示した100MbpsのPRBS(Pseudo Random Binary Sequence)でKoheron LD100レーザーを変調しました。
下図の黄色の部分です。緑の曲線は、LD100に搭載された100MHzの光検出器で検出された変調を表しています。
緑の曲線は、LD100の100MHzの光検出器で検出された変調を表しています。PD200Tのアナログ出力とTTL出力は、それぞれ青と赤で示されています。
レーザーの変調(オレンジ色)とPD200Tのアナログ出力(青色)の間の25nsの遅延は、レーザーとPD200Tの間の5mのファイバーに対応しています。
レーザーとPD200Tの間にある5mのファイバーに対応しています。