ペルチェ効果の場合と同様にPN接合閉回路を作り、その2つの接合面に温度差が生ずると電流が流れます。これを「ゼーベック効果」といいます。この効果は発電に使われますが、まだ効率が低いため、ペルチェ効果の応用ほど現在は、一般的ではありませが、国が開発推奨する課題に上げられる技術分野であって、これからの廃熱利用に期待される発電モジュールです。
発電サーモモジュールはモジュールの両端に温度差があれば可動部なしで熱を電気に直接変換できる特長を持つ製品です。廃熱を有効利用し小型の発電機や高い信頼性の要求される遠隔地帯での発電機等への幅広い用途が考えられます。ノルド社の発電サーモモジュールは冷却で実績のあるビスマス・テルル系のモジュールであり常用温度として180℃以下で継続的に使用でき、過渡的温度として210℃で使用することが可能です。(主な特性は下記の図表を確認下さい。 - 特性は高温側175℃、低温側50℃時のものです。)この様な状況下での発電サーモモジュールの変換効率はおおよそ3%程度となり、効率はWload(出力(W)/Qhot(熱流(W)で表されます。
サーモ・エレクトリックコンバータ(熱発電モジュール)
高出力タイプ
型 番
2022/161/18
最大使用温度
280℃
電気抵抗(27℃)
1.15Ω
外寸W*D*H
51.5*55*4.4
汎用タイプ
型 番
2020/199/02
最大使用温度
200℃
電気抵抗(27℃)
2.24Ω
外寸W*D*H
48*56.5*1.35
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