※ ものづくりで成功を収める為に是非一読戴、ご依頼下さい。
ものづくりは、物理的に条件が適っていれば、どの様な商品でも、製作するに当たり、問題は、有りません。しかし、事業化は、バクチでは有りません、大変難しいと考える必要が有ります。
弊社では、お客様より様々な商品の開発を受け製造を行ってまいりましたが、お客様の大半は販売(営業)の壁にぶつかり、成功確率は、極めて低い事を冒頭にお知らせ致します。ヒット商品の配出には、大別して3通りの法則が有るように思えます。
時代時代の節目、例えば明治維新以後に見られた自動化(織器等工場の設備機器)、自転車からバイクそして自動車へ、そろばんから計算機、そしてコンピュータへと、このように、世の中の動きを観察していますと、絶対こうなるであろう事が客観的にも認知される商品である事と又、売り出す資金力と、販売力が備わっている必要が有ります。この3要素をはずしては、事業化の達成は無いと言っても過言では有りません。
大企業が、次々と商品をヒットさせ続けるのは、強力な販売網を還し市場を十分にリサーチし、絶対に売れる事を確信し、その瞬間に於いて一気に、資本を注入する事で、売り抜けて行けるからだと思われます。
それでは中小個人企業はどの様にしたら良いでしょう。ここでは、正確を記すため、てまえみそに成りますが、弊社の事例を以下に紹介致します。
1984年 IBM PC日本上陸、そして各日本の弱電メーカーはPC開発に着手
① ステップアップトランス電源
日本にIBMのパソコンが輸入され始めた頃、米国では家庭の電圧は110V~115
Vであつた。日本に輸入されたIBM PCは、その当時当然米国規格の110V~115
V仕様であった。ところが日本の電圧規格は100Vで有る為、10~15Vの電圧不足を
きたし動作不良を起こしていたため、弊社では、100V入力、115V出力のステップ
アップ電源を商品化し製作販売した。当時弊社では、2億程度の余剰金を持っていた。
IBM PC輸入元の兼松商事を訪問ステップアップ電源サンプルを持参し売り込みそ
の場で1000台を受注。資本金1000万円を用意し会社を設立、840万を投入2000台を
生産、3ヶ月後には、2400万を売り上げた。本商品はその後3年間で約20000台を生
産し終了した。
1986年 半導体レーザーの開発から、電気通信に換わり光通信システムへ
② LD駆動電源
世界に先駆け半導体レーザーダイオードが日本の大手弱電メーカーの間で激烈な商
品開競争が進められられていた。当時弊社は富士通研究所より定電流駆動電源の依頼
を請けていたが、その電源は、納めても納めても、出戻る電源にテコッッテいた、一
般的な商取引であれば、呆れ果てられ断られるはずが、延々と1年半ほど続いていた
さすがに1台の電源に1年半も関わっていては、研究所になってしまうと心決め、何
のための駆動電源かをそろそろ教えてくれと担当者にねじ込んだところ、各社が競争
真っただ中にある半導体レーザーの駆動電源であることを告げられた。対象物が解れ
ば、弊社技術を生かし1ヵ月でLDドライバーを商品化し富士通の研究所に1号機を無
事納品する事に成功した。(今後は光を応用する世界が展開されると思い着く)
LD駆動電源の専門メーカーを目指し、会社案内、カタログを製作、各電機メー
カーの研究所を訪問営業し、販路開拓に専念した。
(3年間で100万の営業経費)
米国のホームページのソースを覗きながら見よう見まねで、ホームページを立ち上
げLD駆動電源のPRを行い積極的に販路を開拓。当時は、上場企業もホームページ
を開設してはいなかったころである。この事で海外からの問い合わせを受けるように
なってきた。
専門誌オプトロニクスに年間契約2面見開き広告を掲載しPR。
(広告費3年間720万円投下)
この3年間受注生産を続け30台を販売、売上1300万程度。
(原価20万、売値42万、利益330万)
以上の通りLDドライバーの商品開発販売には4年間の赤字が続きました。販路を
築くには、時間と資金が必要であることが、ここで証明されています。弊社の場合は
幸いにその後ヒットしましたが、世の中の流れの方向性を見誤れば、赤字倒産となる
訳です。
1989年日本電信電話公社(現NTT)の研究所から声が掛かり、弊社のLD電源を
用い世界初の光多重送受信機100チャンネルを製作納品。8ヶ月間で3000万円売り上
げる。NTT納品後は、NTTは通信学会を通じて光多重送受信機の成功を世界に向
けて発表と同時に講演会等で弊社の電源を使用していることを、世界に発信して戴い
た。こため、弊社のLDドライバーは現在でも潤沢に売り上げている。
1989年 通信スピード競争が激化しデバイスの発熱対策が必要となる。
③ 温度コントローラーを開発、商品化した。
半導体レーザーの光パワー及び波長は、温度依存性が非常高かったため、波長及び
パワーの安定を得る必要からこの年にNTTと共に高精度温度コントローラー、
精度±1/100℃を開発、商品化を行った。
2008年 日本は、世界に先駆け高齢化社会に突入。
④救急医療情報キット
東京大田区の区長から呼ばれ、救急医療情報キット事業を港区で実施しているの
で、同じセットを半値で製作し、納品するよう依頼を受けた。10000セットを製作
販売した。
その後、他の自治体でも導入するのではないかと思い立、インターネット上の
ホームページに掲載2011年3月11日の東日本大震災後急激に問い合わせが殺到年間
1億5千万を売り上げる柱となる。
以上の様に、ものづくりをスタートするには、大変なリスクを伴うものである事
を認識戴いた上で、以下の3点が備わっていなければ、成りません。
最低でも貴社に於いて確実に販売先が決定している事。
企画された事業計画に要する資金が、手元資金の10%以下である事。
貴社独自の販売ルートをお持ちになっている事。
生意気な事を書き連ねましたが、私共も受ける以上、結果を共に喜び会える事を期
待いたします。まずは、御一報戴く前にご検討戴、実施するのであれば、ご相談下さ
い。
問い合わせ先 : 株式会社YHTC TEL:042-706-8970 FAX:042-706-8994
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