発電サーモモジュールはモジュールの両端に温度差があれば可動部なしで熱を電気に直接変換できる特長を持つ製品です。廃熱を有効利用し小型の発電機や高い信頼性の要求される遠隔地帯での発電機等への幅広い用途が考えられます。発電サーモモジュールは冷却で実績のあるビスマス・テルル系のモジュールであり常用温度として180℃以下で継続的に使用できます。
過渡的温度として210℃で使用することが可能です。(主な特性は下記の図表を確認下さい。
特性は高温側175℃、低温側50℃時のものです。)この様な状況下での発電サーモモジュールの変換効率は概ね3%程度となり、効率はWload(出力(W)/Qhot(熱流(W)で表されます。
Voc | = | 開放電圧(V) |
Rin | = | 発電サーモモジュールの内部抵抗(Ω) |
Rload | = | 最大出力電力となる最適負荷抵抗 |
Vload | = | 最適負荷抵抗を接続した時の出力電圧 |
Λm |
= | 発電サーモモジュールの熱コンダクタンス(W/℃) |
備考
開放電圧(Voc)は、発電サーモモジュールに負荷を接続していない時の出力電圧です。
最適負荷抵抗は、発電サーモモジュールの内部抵抗と等しい負荷抵抗です。
出力電圧と出力電流は負荷抵抗によって変化します。
B: | 表面セラミックス基板高精度品、モジュール厚み公差±0.025mm | C: | 吸熱側表面メタライズ基板、モジュール厚み公差±0.25mm |
H: | 放熱側表面メタライズ基板、モジュール厚み公差±0.25mm | M: | 吸熱側・放熱側表面メタライズ基板、モジュール厚み公差±0.25mm |
※C、HおよびMタイプは厚み寸法が異なります。 |